コラム

透析病院用ウルトラファインバブル『UFB DUAL for MEDICAL』とは

透析病院は、水の使用量が大変多く、高度な衛生環境が求められる医療施設です。
ここ数年、透析医療業界でもウルトラファインバブルが注目されており、弊社でも複数のクリニックにて実際に導入のお手伝いをしています。
今回は、ウルトラファインバブルが透析病院にどのようなメリットがあるのか解説します。

ウルトラファインバブルとは

サイズが直径1マイクロメートル(1,000分の1mm)未満の目に見えない極小の泡をウルトラファインバブル(ナノバブル)と呼びます。
ウルトラファインバブルは極小が故に、炭酸水のような泡とは違い、数か月から1年と長時間液中に存在しています。

ウルトラファインバブルには『洗浄効果』『保温効果』『保湿効果』が確認されています。
そのウルトラファインバブルを生成するノズルがUFB DUALです。

また、ウルトラファインバブルの効果は人に対してだけではありません。
治療器具への注水チューブなど水由来のヌメヌメ汚れ(バイオフィルム)の隙間に入り込み、マイナスに帯電した泡が汚れを吸着して洗い流す『洗浄効果』を発揮し、水回りを清潔に保ちます。

UFB DUALとは

水道管はメーターを通った後に建物内に引き込まれ、水が必要な箇所(トイレやシンクなどの水回り)へ分岐します。

UFB DUALは、これらの分岐の前(元栓)に設置することで、建物内で使用する水もお湯もすべてをウルトラファインバブル水化することが可能になります。

また、UFB DUALはフィルターや電源は使用していないので、メンテナンス・交換・点検の必要がありません。
水流のみでウルトラファインバブルを生成するので、水を使用するだけでウルトラファインバブルが発生し続けます。

UFB DUALは透析病院のコスト削減に貢献します

UFB DUALは透析病院のコスト削減に貢献します

UFB DUALは1透析病院につき2台を導入いただくことを想定しています。
ウルトラファインバブルは、直径1マイクロメートル(1,000分の1mm)未満の目に見えない極小の泡ではありますが、RO膜は通過することができません。
したがって、原水サイドのUFB DUALとコンソールサイド用のUFB DUALの2段構えで院内をフルカバーすることを推奨しています。

原水サイドのUFB DUALでRO膜を長寿命化し、RO膜の交換コストを削減

原水サイドでの主な効果

  • RO膜を長寿命化させることで交換コストを削減
  • 高品質な水質を維持
  • 水道料金の節約

超純水を生成するための膜は使用開始から徐々に膜面に汚れが形成されていき、濾過水量の減少、水質の低下、回収率の低下が起こり、最終的に膜の交換に至ります。
ウルトラファインバブルのもつ洗浄効果は、膜表面の汚れを常時剥離し排除することで膜を長寿命化させます。

また、UFB DUALの使用によってRO水回収率の低下を防ぐことは、日々の水道代節約につながります。

コンソールサイド用のUFB DUALで透析ラインのスケール蓄積を防ぎ洗浄コストを削減

コンソールサイドの主な効果

  • スケールの蓄積を防ぎ、洗浄コストを削減
  • 使用薬剤の減少による排水質の向上と中和コストの削減

コンソールサイドにある透析ラインでは、透析液由来のスケールやタンパク系の汚れが形成され、薬液による洗浄が必要となっています。
ウルトラファインバブル水による洗浄で、使用する薬液を大幅に減少させる事が可能です。
洗浄に使用する薬液の減少は、排水処理を含むトータルランニングコストを改善します。

※コンソールサイド用のUFB DUALは原水側のUFB DUALとは異なり、クリニックの洗浄・消毒方法にあわせて使用材質を変更する、オーダーメイド製品です。

第68回日本透析医学会学術集会・総会で、UFB DUALの効果が発表

第68回日本透析医学会学術集会・総会で、UFB DUALの効果が発表されました

医療法人社団 翔未会 成増クリニック様から「透析液清浄化におけるUFBの有用性」が発表されました。

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医療施設向けUFBDUAL (ultrafinebubble.jp)

第69回日本透析医学会学術集会・総会に出展ならびにUFB DUALの効果が発表されました

医療法人社団 翔未会 アクロスモール新鎌ヶ谷クリニック様から「洗浄薬液希釈におけるウルトラファインバブル (UFB) 性能検証」が発表されました。

透析病院用ウルトラファインバブル『UFB DUAL for MEDICAL』まとめ

『UFB DUAL for MEDICAL』のの特徴

  • 薬液など水以外(液中に異物が存在しない条件)でも使用可能
  • クリニックの規模に合わせて大口径化・素材の変更可能
  • 給水管に直結させることが可能
  • パーツ交換、洗浄など定期的なメンテナンスは不要
  • 特許技術により水量・水圧減を最小に抑え、通常通りの業務が可能

水道水に非常に微細な気泡を発生させるという単純な構造で、水質を変化させるものではないため医療機関でも安全に使用が可能です。
また、本ノズルは設置後は水流のみでウルトラファインバブルが発生し続けるため、長期使用が可能な点も大きなメリットです。

弊社では多数の導入実績がございますので、安心してご依頼ください。
導入病院、導入実績はWEBサイトでご紹介しています。

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